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昨日から滋賀県長浜市の実家に帰省しています。積雪で交通網も乱れており、長旅となりました。
ソーシャルメディアのことは知識を持っているつもりでしたが、2月17日のITmedia Mobileの記事「もはやLINEはインフラ 若者は本命SNS『Instagram』で何をしているのか?」は少々驚きの内容でした。最近、ウェブメディアとしてのDogsorCaravanとしてソーシャルメディアをどう活用するか考え直さなければいけないと考えていたところだったのです。
LINEは「インフラ」、Instagramは「本命」
この記事によると、若者にとってLINEは依然として連絡手段として使われているものの、もはや「インフラ」と化しており、特別な存在として意識されることは少ないそうです。一方で、Instagramは若者の日常に深く根付いた「本命SNS」として機能しており、特に24時間で消える「ストーリーズ」やショート動画の「リール」、そしてDM(ダイレクトメッセージ)機能が人気を集めているそうです。
ストーリーズでは日常の些細な出来事を気軽に共有し、そこからDMで会話が始まることも多いとのこと。さらに、プロフィール画面を自己表現の場として重視し、フィード投稿は最小限に抑えたり削除したりする傾向もあるそうです。
ストーリーズがパーソナルなコミュニケーションにちょうどいいのはわかる気がしますが、フィードへの投稿は使わずに、プロフィール画面に力を入れるというのは思ってもみない使い方でした。「見せたい自分」をコントロールしたい、ということなんですね。
複数アカウント運用という新常識
NTTドコモ・モバイル社会研究所の調査によれば、10代女性の約7割が2つ以上のInstagramアカウントを持ち、そのうち約4割が3つ以上を運用しているとのこと。メインアカウントでは広くつながりを持つ一方で、サブアカウントでは親しい友人との交流や趣味活動(推し活)など、用途ごとに明確に使い分けているとのこと。
特に印象的だったのは、ストーリーズの公開範囲を「親しい友達」に限定する機能や、ライブ配信を親しい人だけに公開する方法が活用されている点です。これにより、自分の情報を出す相手を細かくコントロールしながら安心感を得ている、ということらしい。
私も公開範囲を選ぶ機能があるのは気づいていましたが、どうやってこれを使い分けるのだろうか、とずっと不思議に思っていました。ソーシャルメディアで人目に触れるなら、世界中の誰にみられてもおかしくない、というTwitter的な感覚が抜けないのです。自分には真似できないけど、若者が違う感覚を持っていて、このように運用していることは知っておくべきだと感じました。
気軽なコミュニケーションへの移行
LINEが公式アカウントからの通知や義務的な連絡などで負担感を抱かせる一方で、Instagramでは「最近仲が良い友人」とだけつながることで気軽さが保たれているという違いがある。さらに、「ノート」機能やライブ配信も人気で、手軽さと限定性が若者たちの日常的なコミュニケーションスタイルにマッチしているようです(ノート機能は気づいていましたが一体どうやって使うのか?と思っていました)。
記事中には、「LINEを教えるのは重いけど、Instagramならさりげなくフォロー削除できる」という10代女性の声も紹介されています。このエピソードからも、若者たちがどれほど柔軟かつ軽やかなつながりを求めているかが伝わってきます[1]。
Instagramはおじさんには難しいのか
デジタルネイティブな若者世代と50代で違いがあるのは当然なのでしょうが、私としてはDogsorCaravanというメディアとして、誰とどこまでコミュニケーションするかを自分でコントロールできるInstagramというSNSをどう活用すればいいか、考える材料にしたいと思います。ストーリーズやリールをもっと研究したいと思います。
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